One in a million 2

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「ふぅ、」









働きやすい環境であるとはいえ、
やっぱり長時間働くのはきつい。









店長にも休みなって言われてるけど、
これから先のことを考えるととりあえず稼いで貯金もしないとだし。









今週は休みないけど来週とったから蒼とお出かけ。
それを楽しみにがんばるんだ。









店長 「ごめん、レジおねがいしていい？」

「了解です！」









品出しを一旦やめてレジに向かった。









…まって、あれって、









メンディー 「久しぶり。」

「…いらっしゃいませ、」









どうしてメンちゃんがここに？
たまたま？
それとも知ってたの？









メンディー 「仕事ここの近くでさ、」

「そっか、」

メンディー 「この間うちのマネージャーが見かけたっていうから来てみた。急にごめんね。」

「ううん、びっくりはしたけど笑。」









久しぶりのメンちゃんはやっぱり変わってなくて
なんだか安心した。









メンディー 「会えて嬉しいけど、」

「ん？」

メンディー 「痩せた？ちゃんと食べてる？」

「食べてるよ。」

メンディー 「ちゃんと休みなよ。」

「わかってますー。」

メンディー 「ほんとにわかってる？笑。」









ほんとは言いたいこともあるはずなのに、
何も聞いてこないメンちゃんに申し訳なさでいっぱいになった。









メンディー 「ペンある？」

「ん？あるけど」









貸してほしいと言われて渡すとレシートの裏に何かを書き始めた。









メンディー 「これ、連絡先。」

「…」

メンディー 「困った時連絡して。携帯変えたでしょ？笑。」

「うん、」

メンディー 「よし、じゃあ俺はこれで。無理しすぎないようにね。」

「うん、お仕事お疲れ様。」









連絡先を書いたレシートを私の手に握らせて帰っていった。

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