家族になるということ。

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あれから壱馬からよく連絡がくるようになった。









無視するのも悪いような気がして返せる時は返してる。









乃々華 「どーよ、川村とは。」

「別に何も無いけど。」

乃々華 「ふーん、」









聞いてきたのになんだそれは( ˙-˙ )









乃々華 「翔吾くんと連絡とってないの？」

「とってないよ。お互い何もしてない。」

乃々華 「それでいいわけ？」

「よくないとは思うけど会わないって言われてるし。」

乃々華 「このまま終わってもいいの？」

「終わるも何も最初から何も始まってないよ。私たちはただの友達。」

乃々華 「ただの友達に好きなんて言わないでしょ。」









乃々華が呆れたようにそう言った。









ほんとにそうなんだもん。
何も始まってないし友達だっただけ。









今は友達って言っていいのかわからないけどね。









乃々華 「でも最近がんばってたよね。」

「え？」

乃々華 「私知ってるんだからね。翔太くんのために小さい子が好きなものとか調べたりしてたの。」

「、、」

乃々華 「翔吾くんとはさ、カップルになるって言うよりか家族になるのほうがしっくりくるよね。」

「んー、、」

乃々華 「私は3人が一緒にいるところみるの好きだったよ。」









また見たいって思ってる。









そう言って乃々華は立ち上がった。
1人になって気づいた。
涙が頬を流れてることに。









最近は何を食べても美味しいと感じない。
一応食べてはいるけど。









翔吾と翔太くんと一緒にいることに慣れてたからだ。
1人分だと作る気にもなれない。









そんな私を乃々華は励ましてくれてるんだと思う。

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