塩系男子

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同クラ女 「千夏ちゃーん、なんか呼ばれてるよー。」

「はーい。」









同じクラスの子にそう言われて廊下に出た。
そこには慎くんの学年の子がいた。









女 「お話いいですか？」

「いいよ。」









この子ってこの間慎くんにべたべたしてた子だよね。
なんかやだな、、









人通りが少ない空き教室にきた。









女 「単刀直入にいいます。慎くんと別れてください。」

「はい？」

女 「あなたが邪魔なんです。あなたさえいなければ、」

「どうしてそんなことを言われないといけないの？」

女 「慎くん、私の事を好きだと言ってくれました。」









え？
どうゆうこと？









女 「少し前に言われたんです。先輩に飽きてきて私のことを好きになったって。」

「そんな、」

女 「ほんとですよ。」









信じられないし信じたくない。
でも最近の慎くんの様子のおかしさを思い出してみれば、、
そう思ってしまう自分もいる。









女 「慎くんの幸せを願うんだったら、できますよね？」

「、、、私は、」

女 「もし、別れなかったら、」









"先輩と先輩が大好きな慎くんを傷つけることをします"









そう言って出て行った。









1人になると涙が止まらなくなった。









飽きられてたんだ。
それはいつから？









私を好きだって言ってくれたことも、
照れた顔も、
優しい笑顔も、









全部嘘だったの？









我慢させてたってこと？









信じたくない。









でも今の私にはあの子から言われたことがほんとに聞こえてどうしようもなかった。

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