愛していたのは

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翔平くんがかえって、









7時前に樹が起きてきた。
よく寝たからか顔がすっきりしてる。









「おはよ、具合どう？」

樹 「だいぶ楽になった。」

「熱はかって。」









ﾋﾟﾋﾟｯ、









体温計を見てみるとまだ微熱だった。
この調子だったら明日はもう下がってるかな。









樹 「今日はまじでありがと。」

「ううん、お仕事忙しいから疲れてたんじゃない？」

樹 「はは、ありがたいことにね。」









らんぺほんと人気だもんなあ、
頑張るのはいいことだけど無理してないか心配。









樹 「千夏に会えただけで疲れなんか吹き飛んだよ。」

「なにそれ、」









そんなこと言われたら期待しちゃうじゃん。
私ばかだから、、









樹 「俺、あの子と付き合ってないから。」

「え？」

樹 「このあいだの、、しつこくて抱きしめてくれたら諦めるって言われたから仕方なく。仕事で関わる人だから。」

「そうなんだ、」

樹 「千夏には誤解されたくなくてさ。」









ほら、そんなこといいから。
きっと私の顔は真っ赤。









その瞬間、









ｽﾞｷﾝ､









「っ、」

樹 「千夏？」

「ごめん、」









頭が痛くなった。









この光景、見たことある、、、？

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