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北人 「何も言わないで出てきちゃったの?」
「あ、うん。」
北人 「だからか。樹気にしてたよ。」
「そっか、」
そりゃそうだよね。
言いたいこといって言い逃げだもん。
謝った方がいいのかな。
「謝ってくる。」
北人 「ん。ついて行こっか?」
「いいの?」
北人 「全然いいよ。どうせ今日は仕事終わりだし。」
北人くんについてきてもらって謝りに行くことにした。
「あ、いつ、」
名前をよびかけてやめた。
私の視線の先には樹とこの間の人がいたから。
それと、樹と抱きしめあっていたから。
それをみた瞬間頭の中がパニックになって涙がとまらなかった。
横にいた北人くんはそれに気づいて洋服の袖で涙をふいてくれた。
美希 「あ、」
樹 「!」
女の子と樹がこっちに気づいた。
やば、泣いてたのばれる。
「あ、すいません、」
樹 「あの、」
「邪魔してごめんなさい。」
樹 「ちがっ、」
北人 「、、」
何かを否定しようとする樹と女の子から逃げるようにその場から去った。
正確に言えば北人くんが連れ出してくれた。
北人 「あ、ごめん。」
「ううん。ありがと。」
近くの公園に来た。
ちょっとまっててっていわれて待っていると
北人くんがオレンジジュースを買ってきてくれた。
北人 「大丈夫、ではないよね。ごめんね。俺が余計なこと言ったから。」
「ううん、北人くんは悪くないよ。」
北人くんは何も悪くない。
私の背中をおしてくれた。
それなのに全部、全部逃げてる私が悪いんだ。
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ちなつ(プロフ) - みんさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです! (2019年6月9日 15時) (レス) id: d3e3051237 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - 今回もすごく良いお話で更新されるたびにすぐ読んでいました!また新しい作品も楽しみにしております!ありがとうございました^^ (2019年6月9日 0時) (レス) id: c82e4bd714 (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - kahonさん» コメントありがとうございます! (2019年5月26日 23時) (レス) id: d3e3051237 (このIDを非表示/違反報告)
kahon - こういうお話がすごく好きで、樹君mainだなんてすごくうれしいです! (2019年5月26日 15時) (レス) id: 0e3b0babab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちなつ | 作成日時:2019年5月24日 22時