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それから撮影は進んだ。
最後は翔平くんと顔を近づけるらしい。
キスをしてるふり、だと。
翔平 「なんか、、ごめんな笑。」
「ううん、そーゆーテーマだもんね。」
翔平 「まぁ仕事だからするけど王子に怒られちゃうなあ。あひっ!」
「え?」
翔平 「いや、独り言!」
よくわからないけどまぁいいか。
らんぺのためだもんね。
カメラマンさんの合図で始まった。
翔平くんの顔が近づいてきた。
肌めっちゃ綺麗だな、、
そんなことを思っているとおでこをつけられた。
「え、」
翔平 「しーっ、」
カメラマン 「いいねえ、」
それから何枚かとって終わった。
緊張したけどみんなの役にたてたんならいいかなと思えた。
翔平 「俺が最後だからこれで終わりだよ。」
「そうなんだね。お疲れ様。」
翔平 「よし、俺は帰る準備でもするかな。千夏ちゃんは樹のとこにいってあげて。」
「え?なんでですか?」
翔平 「んー?行ったらきっと喜ぶから。」
「?」
そう言われて不思議に思いながらも樹の所に言った。
少し不機嫌そうな顔をしながら携帯をいじっていた。
「樹、おつかれ。」
樹 「ん。おつかれ。」
「あの、私帰るから、、じゃあね?」
樹 「俺も帰る。」
「え、メンバーさんはいいの?」
樹 「うん。送る。」
お店に連絡をしたら
そのまま帰っていいと言われて樹に送って貰うことに。
歩き始めても無言だった。
怒ってるのかな?
でも私何もしてないよ?
あっという間に家に着いた。
少しは話したかったのにな、、
「じゃあ、ありがとね、」
樹 「まって、」
「ん?」
樹 「あのさ、」
なにか言いたそうにしてる。
どうしたんだろ。
樹 「なんか嫌な態度とってごめん。」
「全然平気だけど、私なんかしちゃった?」
樹 「いや、俺が」
「ん?」
樹 「勝手に妬いただけ。」
そう言った瞬間樹の顔が赤くなった。
私の顔も赤いと思う。
樹 「今日はおつかれさま。じゃあね、」
「うん、気をつけてね。」
顔の火照りは誰のせいだろう。
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ちなつ(プロフ) - みんさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです! (2019年6月9日 15時) (レス) id: d3e3051237 (このIDを非表示/違反報告)
みん(プロフ) - 今回もすごく良いお話で更新されるたびにすぐ読んでいました!また新しい作品も楽しみにしております!ありがとうございました^^ (2019年6月9日 0時) (レス) id: c82e4bd714 (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - kahonさん» コメントありがとうございます! (2019年5月26日 23時) (レス) id: d3e3051237 (このIDを非表示/違反報告)
kahon - こういうお話がすごく好きで、樹君mainだなんてすごくうれしいです! (2019年5月26日 15時) (レス) id: 0e3b0babab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちなつ | 作成日時:2019年5月24日 22時