猫系の後輩くん 2

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樹side









中に入るのは緊張したけど入ってみると元気な子供がいっぱい居た。









樹 「あの、齋藤春樹くんの、」

先生 「あぁ！藤原さんですね！お電話で伺ってますよ。春樹くーん、お迎えきたよ。」

春樹 「あー！」

先生 「お母さん体調崩されたと聞いて心配です。いつも頑張ってるから、、、無理しちゃったんですかね。」

樹 「そうですね、」

先生 「あの、お母さんとはどういったご関係で？」

樹 「俺が働いてる会社に2年くらい前までいらっしゃって元上司です。」

先生 「そうなんですね。」









そう言うと先生は俺と春樹くんの顔を交互に見た。









先生 「突然すいませんね。」

樹 「いえ、」

先生 「藤原さんと春樹くん顔が似てるように見えたからパパさんかなと思って。」

樹 「そうですか。」

先生 「春樹くん、また来週ね！」









春樹くんを車に乗せて買い物に向かった。









食べやすいもの買っといた方がいいよな。









春樹くんのご飯も買わないとな。









どんなの食べるんだ？









色々買って家に向かった。









運転をしながら先生に言われたことを考えた。









"藤原さんと春樹くん顔が似てるように見えたから"









似てるか、、、？









俺が父親、、、？









樹 「それはないか笑」









独り言をいって納得した。









俺が父親ならいいのに。そんなふうに思った。









家につくとまだ眠っていた。









どうして1人で育てるという道を選んだんだろう。









大変だって分かるはずなのに。









それなりの理由があったんだろうか。









辛い経験をしたと思うとなんともいえないきもちになった。









それと同時に彼女に愛された人を羨ましいと思った。

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