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その日は家に帰ってからもあの慎くんの顔が忘れられなかった。
次の日になっても頭の中はその事だけ。
いつも飲んでる大好きないちごみるくを買うのも忘れるくらい。
杏奈 「まーたなんかあったでしょ。」
「うーん、もうよくわかんない。」
昨日聞いたことと言われたことを話した。
杏奈 「なるほどね、、」
「告白を断るための口実だったのかな?」
杏奈 「いや、それはないでしょ。そんなことする人に見える?」
「見えない。」
杏奈 「でしょ?慎くんも事情があるんじゃない?」
「そうなのかなあ。」
何が慎くんにあんなに悲しそうな顔をさせてるんだろう。
不安なことがあるなら私に言って欲しいのに。
慎くんは全然頼ってくれない。
むしろ助けられてばっかりだ。
杏奈 「てかさ、慎くんのこと誰にも取られたくないわけでしょ?」
「うん、」
杏奈 「ほかの女の子のところ言って欲しくないんでしょ?」
「うん、」
杏奈 「他の子と付き合うの嫌でしょ?」
「うん。」
杏奈 「じゃああんたが付き合えばいいじゃん。」
「いや、でも忘れてって言われたし。」
杏奈 「普通に忘れたらダメでしょ。千夏が動けばいいんだよ。」
「え、」
動けばいいって何をすればいいの?
杏奈 「気持ちを伝えればいいんだよ。」
「ええ、」
杏奈 「振られる振られないは置いておいてさ。慎くんのことを大好きーって気持ちを伝えればいいんだよ。」
「、、、」
杏奈 「そしたらどうして忘れてなんて言ったのか話してくれるかもしれないじゃん?」
「そうかなあ。」
杏奈 「まああんたも動かないと何も始まらないってことよ。」
杏奈からのアドバイスをもらって、
少しは動こうかなと思い始めた。
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ちなつ(プロフ) - たらこさん» 翔平くんいいですよね!考え中なのでお楽しみに! (2019年3月26日 15時) (レス) id: 7bb22f1123 (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - ひかさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年3月26日 15時) (レス) id: 7bb22f1123 (このIDを非表示/違反報告)
たらこ(プロフ) - 翔平くんみたいです! (2019年3月26日 2時) (レス) id: bae7cb8d64 (このIDを非表示/違反報告)
ひか(プロフ) - fantasticsの小説楽しみです!このお話もどハマりしました笑更新頑張ってくださいっ (2019年3月26日 2時) (レス) id: 064fe3f6cd (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - みゆうさん» コメントありがとうございます!がんばります! (2019年3月25日 0時) (レス) id: 7bb22f1123 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちなつ | 作成日時:2019年3月16日 0時