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その日の帰り、
杏奈は昂秀くんと帰るって言うから1人でかえることにした、
まぁ当番だから少し残らないといけないしちょうどいいか。
日誌をだして帰ろうとしていると、
「慎くん、」
慎 「よ。」
「どうしたの?帰らないの?」
慎 「待ってた。」
「え?」
慎 「一緒に帰りたかったから待ってたの。だめ?」
「だめじゃない、」
一緒に帰りたかったって、、、
本当に彼は魔法使いなのかと思うくらい惹き付けられる。
そんなん言われたら心臓もたないよ。
話しているとあっという間に私の家についた。
さみしいけどもうばいばいか、、、
慎 「あのさ、」
「ん?」
慎 「今日告られた?」
「あー、、うん。」
慎 「断ったの?」
「断ったよ。」
慎 「そっか。」
ほっとしたようにそういった慎くん。
慎 「俺さ、すっごい嫌だったんだよね。千夏が他のやつに取られるんじゃないかと思って。」
「え、」
慎 「まぁいきなりこんなこと言われても困るか。」
「、、、」
慎 「よし、そろそろ帰るね。またあした。」
「またあした。」
取られるのが嫌だって、
妹取られるみたいな感覚?
おもちゃ取られる的な?←アホかお前はBy杏奈
まただ。
慎くんのせいで心臓がバクバクしてる。
もう認めるしかないのかな。
ほんとはわかってたんだと思う。
いつの間にか慎くんに惹かれてる自分がいて、
一緒にいる時間が楽しくて、
ほかの女の子の所に行って欲しくないって思うようになって。
私は慎くんのことが好きなんだ。
さっきばいばいしたばっかりなのにもうさみしい。
彼女じゃないしただの友達だから何も言えないけど。
またあした。って言った慎くんの声が耳にのこってる。
慎くんが言う"またあした。"は魔法みたいで、
また明日会えると思うと嬉しくなるんだ。
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ちなつ(プロフ) - たらこさん» 翔平くんいいですよね!考え中なのでお楽しみに! (2019年3月26日 15時) (レス) id: 7bb22f1123 (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - ひかさん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年3月26日 15時) (レス) id: 7bb22f1123 (このIDを非表示/違反報告)
たらこ(プロフ) - 翔平くんみたいです! (2019年3月26日 2時) (レス) id: bae7cb8d64 (このIDを非表示/違反報告)
ひか(プロフ) - fantasticsの小説楽しみです!このお話もどハマりしました笑更新頑張ってくださいっ (2019年3月26日 2時) (レス) id: 064fe3f6cd (このIDを非表示/違反報告)
ちなつ(プロフ) - みゆうさん» コメントありがとうございます!がんばります! (2019年3月25日 0時) (レス) id: 7bb22f1123 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちなつ | 作成日時:2019年3月16日 0時