陰キャぼっちも青春したい！【d!】 (ページ1)

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陰キャは高校デビューしたいページ1

突然ですがこんにちは白咲Aです。皆さん友達って知っていますか？私は知りません。

…嘘ですすみません。はい。今日は高校入学式、産ませてこのかた16年、友達も恋人もいたことなし、唯一の友達は家で飼ってるチンチラのちーちゃん。

そんな私も今日から高校生、名門我々高等学校で高校デビューしてたくさん友達を作るぞー！！なんて考えていた時もありました。ですが、

「急にぶつかってきてダンマリですか、なんか言ったらどうです？」

はい死にます。わたくしヤンキー？に曲がり角でごっつんこして現在進行形で絡まれております。

変なこと考えてぼーっとしてるんじゃなかった。ほんとすみません。

『あああああのあのあのすみませんいや別にわざとぶつかったのではないというかぼーっとしていたというか緊張していたというかとにかくすみません目障りですよね退きますほんとすみません』

「一回落ち着いてくださいよ早口すぎて何言ってるか分かりませんわ。…こちらこそすみません、少しイラついてて。じゃ」

私が急いで謝るとヤンキー？くんは少しバツの悪そうな顔をして去っていった。

…てかすごいイケメンだったな。何でヘルメットかぶってるんだろう。あと意外といい人だったわ。すみませんヤンキーって呼んで。

まあそれは置いといて取り敢えずは入学式に出席しなければ、取り敢えず集合場所に

、、、そこで私は恐ろしい事実に気づいてしまった。そう、集合場所がわかりません☆

やばいやばいやばいどうしようあと15分しかないのに

あばばばばば落ち着け落ち着け餅つけ取り敢えず周りの人に聞かなくては。

えっとえっと誰か聞いたら教えてくれそうな人は

、、、あそこの赤色メガネ先輩に聞いてみよう！

『あ、あの、先輩すみません。入学式の集合場所ってどこだかご存じでしょうか？？？』

「？、なんやそのネクタイの色は新一年生か、そこを真っ直ぐいって右に曲がったところにクラス分けが書いてあるからそれ見て自分のクラスに行ったらええで。」

『あ、ありがとうございます！！では！！」

…やった！すごい！私ちゃんと人と会話できた！恥ずかしくて走って逃げてきちゃったけどすごい成長した気がする！

でも取り敢えず今は集合場所に行かないと！私は少しスキップしながらクラス分けを見に行った。