ここは普通の定食屋さんです

九井さんと8杯目 ページ21

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開店してすぐ静かにドアがあいた



『おかえりなさい！あいてますよー！』



「た、ただいま」



初めまして…じゃない気がする ？



『あ！もしかしてお弁当3個の人ですか！？』



は？と言いたげな顔



「あの日5個食べたはずだが…そんな事はどうでもいい、蘭に店の場所聞いてな」



『そうでしたか、ありがとうございます！』



なんか雰囲気が独特すぎる掴めない！！！
お弁当5個もビックリしたのにそれどころじゃない



「…今日は何の日だ。おまかせなんだろ？」



『あっ、はい！アジフライです！』



「じゃあそれひとつ。」



『わかりました！』



「それ、捌いたのか？」



『はい、頑張ってやってみました』



「ここ、持ち込みは？」



『持ち込みですか？』



「魚とか肉とか…」


『ああ！たまに作ってーって持ってきてくれる人いますね、基本暇なので作ってますよ！』



「今度持ってくる」



睨むように見てるのに
言葉めっちゃ優しい謎



「あの弁当は1人で？」



『もちろん！考えるの大変だったけど楽しかったです！！』



「今まで食べた中でいちばん美味かった」



『あ、良かったぁ〜』



それから定食出すまで
今日は仕事が落ち着いたから久しぶりに外でたやら
なんやらと質問攻めされて褒められて話されてを
繰り返していた。

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