彼岸柱、魔法学園の常識を覆す -3-

第百十八の刃 ページ18

後ろを振り向くと、高身長イケメンが立ってた。なんか趣ありそうな風格がある。
てか貴方ツノ生えてません？？？？



？「お前、ここに住んでいるのか？この舘はもう長いこと廃墟だったはず。
…独りで静かに過ごせる僕だけの場所として気に入っていたのだがな。」


『ヒョ…、そうですね。オンボロ寮のAです。女の身ですが、訳あってこの学園に滞在させていただいております。…貴方は？』


？「…僕のことを知らないのか？本当に？……ふうん、そうか。それはそれは……珍しいな。」



言い方からして、この世界の有名人なんかな。制服着てるし、生徒であることは間違いないはず。


こんなイケメン知らねぇとは、私も無知になったもんだなぁ…((



？「世間知らずに免じて、好きな名前で呼ぶことを許す。いずれそれが後悔に変わるかもしれないが……。」


『じゃあツノべぇで。』(即答)



頭に生えてる(語弊)チャーミングなツノをとって、ツノべぇ。
え？ダサい？？ネーミングセンス皆無？？？



…身体的特徴を取っただけですが何か！？！？！？



？「ツノべぇ…？」


『あ、流石にダメでしたか？結構気に入ったんだけどな。』



するとツノべぇは笑い出して、あだ名で呼ぶことを許してくれた。
てかこの人あれだな。なんとなく、冨岡臭がするぞ……。







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ツノべぇ「(猫に魚…。この人の子は、随分と好かれているな。)」

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