彼岸柱、魔法学園の常識を覆す -1-

第十九の刃 ページ19

学園長「Aさん、おはようございます！いえ、別につい5分前まで寝てたとかではないんですよ？ええ、決して！」



『もはや隠す気のないわざとらしさ。』



てか今あくびしてなかったですか？？え、気のせい？？



学園長「ごほんごほん。話を戻して、この袋の中に、生活に必要なものは全て入れてあります。ぜひ確認してみてください。」



そう言われて、私が一番に取り出したのは制服。実を言うと一番気になってたもの。



学園長「この学園の制服は着心地も柔らかく、通気性も抜群！濡れにくく燃えにくい仕様になっています。スカートは特注品ですよ。靴下やタイツも用意しておきました。」



二番目に取り出したのは、マジカルペン。手に持つと、形状が変わった。これは…



学園長「Aさんは刀をお持ちですから、普通のペンよりも刀状の方が手に馴染みやすいかと。」



自分でも瞳がキラキラしていることが分かるけど、今は無視を決め込む。次に取り出しのは、文房具。



学園長「授業に必要不可欠ですからね。教材もいれておきました。」



後は服やらスマホやら日用品やら。服はどれも可愛いのが多くて、私には勿体ないと思えるほど。スマホ…前世ぶりだねマイハニー。とりあえず、感想を言わせてもらうと…



『無一文の奴にここまでありがとうございます！！！はわわ、こんな綺麗な制服初めて見ました！！』




発狂せずにはいられないよね。

第二十の刃→←第十八の刃

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す