文豪ストレイドッグス 元ポートマフィアの敦くん

六話 ページ8

〜朝〜
敦「ふああ・・・屋根のある生活なんて何時ぶりだろうか」
なーんて、ずっとホテルに泊まっていたじゃないか。孤児のふりはお終い

ピピピピピピピ

あ、電話だ

敦「は はい？」

太「やあ 敦君 新しい下宿寮はどうだい？善く眠れた？」

敦「お陰様で」

太「それは好かったところで頼みが有るのだが・・・助けて死にそう」

敦「善かったじゃないですか。お葬式には出席しますね。」

太「一寸待って、助けに来てよ敦君。もう頼れるのは敦君しかいないんだ」
はあ・・・助けに行きますか。

其処にはドラム缶に嵌っている太宰さんがいた

太「やあ 良く来たね 早速だが助けて」

敦「またやってるんですか。懲りないですね。
　 太宰さん、それは拷問法です。国木田さんを呼びましょうか？」

太「え、これ拷問法だったの！？なるほど死ねないはずだ」
僕はドラム缶を倒して太宰さんを助けた

敦「同僚のかたに救援を求めなかったのですか？」

太「求めたよ でも私が「死にそうなのだ」と助けを請うた時
　 なんと答えたと思う？」

敦「死ねばいいじゃん」

太「御名答」

敦「へー・・・大変ですねえ」

太「だろう。国木田君なんか電話にも出なかったよ」

敦「いえ、太宰さんではなく同僚のかたが」
空気がシンと静まりかえった

国「ここに居ったかァ！この 包帯無駄遣い装置！」

太「・・・・・国木田君 今の呼称はどうかと思う」

国「この非常事態に何をとろとろ歩いて居るのだ！疾く来い」

太「朝から元気だなあ あんまり怒鳴ると悪い体内物質が分泌されて
　 そのうち痔に罹るよ」

国「何 本当か！？」
うわぁ絶対嘘だ

太「メモしておくといい」

国「怒鳴りすぎると痔に罹る・・・と」

太「嘘だけどね」

ドカスカバキゴキ
よし、僕は何も見なかった

敦「あの・・・「非常事態」って？」

国「そうだった！探偵社に来い！人手が要る！」

太「なんで？」

国「爆弾魔が人質連れて探偵社に立て籠もった！」

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