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康「結局見せる前に会えなくなって
忘れる為に何度も消そうと思ったけど
なんでか消せなくて、、、」
そう話す彼は少し恥ずかしそう
「、、、いい写真」
こんなにも思ってくれていたんだと
その写真をもう一度眺めた
康「好きやで」
突然降ってきたその声に顔を上げる
「、、、照れるなら言わなきゃいいのに」
康「あーー、言わんといて！
でも言わなきゃ伝わらんやろ？」
その言葉をどういう気持ちで言っているのか
聞かなくてもわかる。
それで私達は一度失敗してしまったから
コンビニを出て歩き出せば
その姿を写真に収める康二
康「思い出を忘れないように」
「うん、私もとってほしい。
思い出を忘れないように」
そう言えばどんどん赤くなる康二の顔
こんな事言う私はずるいのかも
でも、康二にもう一度恋をしたいって
少しだけ思った。
それが昔の記憶を辿っているのか
今の本当の気持ちなのか
この時はわかっていなかったけど
康「あかん、抱きしめていい？」
照れ隠しなのかそう笑う康二に
「だめ。」そう言い返せば
拗ねたようにほっぺを膨らます康二が
なんだかとても愛おしく思えた
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作者名：ゆう x他1人 | 作成日時：2020年4月29日 16時
