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「いつか戻る」ってあやふやな物じゃなく、
「刀鍛冶の里で炭治郎をきっかけに戻る」って詳細まで私は知ってる。


だから全然辛くない。
それまで待てば、覚えてもらえるんだから。
私の名前を教えるのは、1回で済むんだから。




『霞柱様、実は折り入ってお願いがあります』


「何?雑魚に構う暇は悪いけど僕にはないよ」


『これ、貴方が約束してくれたことです』




毎日毎日持ち歩いてた手紙を差し出した。
どんな任務にも外出にも忘れたことはない。
私の、お守りみたいなものだったから。




『蝶屋敷で約束して頂きました、1ヶ月前に』





「僕が認めたら継子にしてあげる」





それで、忘れるからって文をもらったの。
強くなったらそれを持って来てって言われて。




「…見せて、それ」




もとは丁寧に折り畳まれていたけれど、
私がいつも持ち歩くからしわが寄っていた。


刀の扱いはあんなに激しいのに、
文を開く手つきは繊細でそこもまた…良い。

ほんとに本気でそういうとこも好き。




「……ふぅん」


『嘘じゃないでしょう?』




その手紙、詐称じゃないんですよ残念ながら。
ちゃあんと貴方の筆跡でしょ?
…っていうドヤ顔を送りつけてやる。




「すみません、煉獄さん。
木刀2本借りてもいいですか?」


『待って竹刀じゃないんですね!?』


「木刀のが実際の刀に近いし当たり前でしょ」




へぇ、そうなんだ。

木刀って刀に近づけたもんなのね。
知らなかったなそんなこと。


…怒られるの分かるからてこでも言わんけど。
素直に適当に頷いとくのが吉だよね常識〜。




「…別に怒らないけど、その癖やめなね。隙ができる」


『えっ?』


「思ったことが十割口に出てるよ馬鹿」


『流れるような罵りですね清々しいほど』




ため息までつかれてしまった。
まぁいつもこんな感じだから今更だけどな。




「む、手合せはいいが流石に力の差が……」


『いいえ、これが条件なんです!』




私の力を認めてもらうには、これしかないから。実際に技を見てもらう他に方法がない。

何よりこれはむいくんとの約束でもある。




「大丈夫です。技を見るのが目的ですし、僕は流すだけですから」




「…うむ、ならば安心か」


「庭借りてもいいですか」


「いや、道場を開ける!」




私達は煉獄家の道場に通された。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎 , 市販書き(二次創作)   
作品ジャンル:アニメ
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さつむいこん(プロフ) - 楪日織さん» もう26位まで落ちてるわ…、見たかったな。忙しいのにわざわざ報告ありがとう〜! (2021年7月1日 21時) (レス) id: dc07c220d6 (このIDを非表示/違反報告)
楪日織(プロフ) - 鬼滅タグランキング今1位だよすごい……!おめでとうさつむいこん!! (2021年7月1日 20時) (レス) id: fd467e3021 (このIDを非表示/違反報告)
さつむいこん(プロフ) - ハイキュー!!さん» 私にとってはハイキュー!!さんが優しすぎて尊いです。ありがとうございます! (2021年6月15日 22時) (レス) id: dc07c220d6 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー!! - 尊さの塊ですね! (2021年6月15日 19時) (レス) id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - さつむいこんさん» こちらこそ!これからも頑張ってください!応援してます! (2021年5月28日 16時) (レス) id: d652f69505 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さつむいこん | 作成日時:2021年2月7日 8時

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