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◇◆◇




『霞柱様!』




現在の情報共有を兼ね、
敢えて下から回ることにした。

ここも全然平気そうだね。




『後方3両を炎柱様に任せてきました、
私は最前線の援護に回ります。

残りの1両は善逸と禰豆子ちゃんが守ります』


「分かった」




すごいな、むいくん。
呼吸全然使ってないんだけど。

呼吸なしであの速さかよ、えげつないな。



















『炭治郎!伊之助!!』



「A、皆は無事か!?」


『大丈夫、余裕そうだよ!』




たぶんそうだと思うね。
柱2人いたら流石に強いよね。




「おそらく頸はあそこだ!」




炭治郎が指差す先は、
もちろんあの運転手のいる場所。

ここは迷ったけど、助けない。
兄貴から止血法を教えてもらう必要がある。




『了解。まずは斬り込む?』


「俺に任せとけ、見てろよ!!」


「ああ!俺が更に畳み込む!」




2人が列車の屋根を蹴り、
頸が隠された床を斬り裂いた。


原作通りに炭治郎が斬り込むものの、
予測と同じく頸の骨には到達しない。




『連撃!2人が肉を斬って1人が頸を斬ろう!』




ある程度原作に沿っているのを確認し、
私も援護するために頸のもとへ向かう。




『光の呼吸 陸ノ型 月華虹(げっかのこう)




金に輝く龍がうねる。

肉が裂け、崩れていく。
だけどこれだけじゃ終わらない。




『斬り込まないで!1度離れて!』




肉の壁が四方八方に伸びていく。
間一髪でそれから逃れ、3人で固まる。




『伊之助、炭治郎。連撃が必要』


「そうだな…」


『私と伊之助で壁を斬ろう』


「子分の頼みなら仕方ねぇ!やってやらぁ!」




私達が体制を整えたのを図ってか、
最後の反撃が私達へ襲いかかる。

肉塊から次々小さなこぶが浮き出し、
そこから小さく裂けて目玉が覗く。

刻まれた【夢】の1文字。
次々に数が増え、私達を囲んでいく。




「強制昏倒睡眠 眼」




『炭治郎!目を合わせちゃダメ!』




不可能な事だなんて分かりきってる。
それを可能にしようなんて考えてない。

だけど、勝手に口がそう叫んでいた。




『伊之助!肉を斬って中へ入ろう!』


「おうよ!
見てろよ雑魚目玉共!皆殺しにしてやらぁ!」




伊之助が斬りきれなかった目玉を潰しながら後ろに続く。炭治郎も中へ飛び込んだ。




「夢の邪魔をするなァァァ!!」




予測通り、運転手が突っ込んでくる。
か細い手には、錐が握られていた。




「伊之助!!!」

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設定タグ:鬼滅の刃 , 時透無一郎 , 市販書き(二次創作)   
作品ジャンル:アニメ
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さつむいこん(プロフ) - 楪日織さん» もう26位まで落ちてるわ…、見たかったな。忙しいのにわざわざ報告ありがとう〜! (2021年7月1日 21時) (レス) id: dc07c220d6 (このIDを非表示/違反報告)
楪日織(プロフ) - 鬼滅タグランキング今1位だよすごい……!おめでとうさつむいこん!! (2021年7月1日 20時) (レス) id: fd467e3021 (このIDを非表示/違反報告)
さつむいこん(プロフ) - ハイキュー!!さん» 私にとってはハイキュー!!さんが優しすぎて尊いです。ありがとうございます! (2021年6月15日 22時) (レス) id: dc07c220d6 (このIDを非表示/違反報告)
ハイキュー!! - 尊さの塊ですね! (2021年6月15日 19時) (レス) id: 19b8beddf0 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - さつむいこんさん» こちらこそ!これからも頑張ってください!応援してます! (2021年5月28日 16時) (レス) id: d652f69505 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さつむいこん | 作成日時:2021年2月7日 8時

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