ミーハー、中将になった【ONEPIECE】 (ページ17)

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贈り物ページ17

『もうそろそろ、本部に戻るね。本当にありがとう！すごい楽しい2週間になったよ！』

「ああ、わらわこそありがとう。本当に楽しかった。」

もう体調も万全に回復し、休暇を満喫したため今日本部へと帰る。

ずっとここにいたいけど、やっぱりあの人に会いたいし。

「そうじゃ、リンドウにプレゼントがある。受け取ってくれ。」

そう言うとハンコックが大きい箱を持ってきた。

『これは……？』

「開けてみてくれ。気に入るか分からないが……無駄にはならぬはずじゃ！」

『ハンコックのプレゼントならなんだって気に入るよ。じゃあ開けるね。……！これは』

箱にはスーツとシャツ、ネクタイ、タイピン、手袋、ヒール、ソードベルトや様々なアクセサリーが入っていた。

『これ、本当に貰っていいの！？』

「勿論じゃ。良かったら着てくれると嬉しい……」

『なんなら今すぐに着てもいい？』

「ああ！わらわに着た姿を見せてくれ。」

手に取ると本当にいい生地が使ってあると分かる。

一見黒の普通のジャケットに見えるが、裏地にアマゾンリリーらしい模様の入った生地が使われている。

ネクタイには蛇と花があしらわれており、とても美しい。

『どうかな？似合う？』

「やはりわらわの目に狂いはなかった。素晴らしいぞリンドウ！美しい。よく似合っておる。……海軍に戻ってもこれを着てわらわの事を思い出して欲しい。」

しゅんとした顔でそんなこと言われたら帰りたくなくなってしまう。でも、私は帰らないと……

『当たり前でしょ。着てなくても思い出すよ！ハンコックこそ私の事忘れないでよ！お返しにまた何か送るから楽しみにしててね。』

「忘れる訳がなかろう！楽しみにしておるぞ。」

「そろそろ時間じゃ、ゆくぞ。」

『うん』

ハンコックの船へと乗り込む。

「皆の者！わらわの友が帰る。盛大に見送れ！」

『みんなありがとー！また来るねー！』

様々な美女に見送られながら女ヶ島を後にした。