ミーハー、中将になった【ONEPIECE】 (ページ16)

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フィジカルが強いページ16

ここ、アマゾンリリーへ来てもう3日が経った。

「A体調は良くなったか？」

『うん！ありがとう。ハンコックのおかげだよ。』

「それなら良かった！この国では強いものが美しい。Aが見た目も、強さも申し分ないのは分かっておる。だが、わらわはAと、その……戦ってみたいのじゃ！別にAが弱いとか美しくないとかそういう風に思ってるわけではないから……」

あぁあああああ可愛いいいいい

あの一件以降完全に心を許してくれたのか、ハンコックは結構甘えて来るようになった。

まあ表に出る時はいつだって美しく強い"女帝"ハンコックとして隙を見せず生きてきた反動なのだろう。

ハンコックの姉のような友達のような存在になれたらしくとても嬉しい。

『大丈夫分かってるよ。いいよ、私もハンコックと戦ってみたかったし！1度の航海で懸賞金8000万でしょ。楽しみにしてる。』

「ああ、望む所じゃ。」

黄色い歓声に包まれながら私とハンコックが闘技場へと上がる。

「手加減はしないぞ。」

『勿論。私もしないよ。』

お互い敵として対峙する姿は恐らく先程までの和気あいあいとした雰囲気からは想像もできないだろう。

しばらく睨み合ってそこからどちらともなく地面を蹴り相手へ仕掛ける。

「脚が触れてないのに戦ってる……！」

「覇気で戦ってるのよ。さすが姉さま達はレベルが違うわ……」

あんなに綺麗な脚なのになんてパワーなんだ……。

センゴクさんもハンコックは強いって言ってたけど、想像以上だ。

純粋なフィジカル勝負なら絶対負ける。

でも覇気なら……！！！

武装色と覇王色を同時に脚に纏う。

そしてハンコックの蹴りと私の蹴りがぶつかった。

あと一押し、武装色と覇王色をさらに強める。

「くっ……！」

暫くお互い拮抗し動かなかった脚が徐々に私が押していく。

『私の勝ちだね、ハンコック。』

「実に見事だった。久しぶりに負けた。わらわももっと鍛えねばならぬな！ありがとう。」

『うん、こちらこそ。ハンコック強かった。サーベル無しだったしまけるかと思ったよ。私ももっと鍛えないと』

「Aが武器を使っておったらわらわはもっと早くに負けてたわ。」

お互い握手をして闘技場を後にした。

この2人の戦いの覇気と美しさにやられ、倒れる者が続出したとか。