万事屋の美少女は銀さん溺愛中の彼女です。【坂田銀時】

夏真っ只中 ページ16

「「うおォォォォォォォオオ！」」



「やったね！神楽！」

「ムフフ、流石私アル」



あ、みなさんこんにちは。Aです。


なんで私達がこんな叫んでいるかといいますとね。実は！





楽「お前等ァ！海行くアルよ！！」




うだるような炎天下の中、万事屋に神楽の声が響いた。




「はあ？海ィ？んな金どこにあんだよ？」


「ムフフ……これを見るネ！愚民共！」




神楽は自慢気に1枚の紙切れをひらひらさせる。




「なんと！海の近くにある旅館のタダ券が当たったアル！」


「マジでかァァ！」




そうなんです。なんと、最近できたホテルの招待券、当たっちゃいました！


安売りのトイレットペーパーを大量に買ったおかげで、あのガラガラの抽選が何回かできたんです。




「でもこれ、4名様ご招待で2枚もありますよ？僕達で1枚として、後はどうするんですか？」


「それなんだけどさ。真選組誘っといたよ。近藤さんと土方さんと総悟。後は妙ちゃん誘おうよ」


「ちょっと待て！なんであんな奴らと……」


「えー？だって………」




クジ引いた帰り、会ったんだよね。ら


妙ちゃんとこにストーカーしに行こうとしてる近藤さんに。




「妙ちゃんも誘おうと思ってる、って言ったら、絶対行くって」


「第一あいつら仕事はどうすんだよ？江戸の平和守ってんじゃなかったの！？」


「俺にまかしとけ、だって」




＿＿俺一応真選組のトップだからね！お妙さんとのお泊りデートのため、近藤勲、上に土下座してでも頼んでくるよ！




「ってさ」


「おいおい、マジかよ……」


「ははっ、近藤さんらしいですね」




銀さんは頭を抱えてる。


そんな嫌なのか……




「でもせっかくの海だしさ、楽しもうよ」


「そうアル！Aの水着姿も見れるアルよ！」


「よし！今から準備すっか！」


「切り替え早っ！」





私はとりあえず変態(銀さん)のお腹にパンチを入れる。





でも、うん。


実はすごいワクワクしてたりする。

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