Chance (ページ17)

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ドキドキと、安心ページ17

私は、ドキドキしながらも、北野さんと話した。

彼は、とても優しくて、格好良かった。
北海道出身という、共通点があり、

何だか、話しやすくて、

ドキドキしてるのに………

その中にも、安心感があって、
とても居心地が良かった。

「あのさ、実は僕も、佐藤さんが受ける
アニメの、別の役のオーディション、

僕も受けるんだ。」

「えっ！？そうなんだ！

確かに、凄く良い声だよね。
なんか、ドキッとしちゃうような。」

「そ、そうかな……////」

あれ？何だか、北野さん、顔が赤いような……。

あ！！

私は、我ながら、凄く恥ずかしいことを
言ってしまったようだ。

だから、北野さんは、照れて、顔が赤いのか。
え？て言うか、なんか、可愛いんですけど////

「ご、ごめんね！変なこと言っちゃったね。
さっき言ったことは、忘れて。」

「ごめん、無理そうだ。
嬉しくて、忘れてられない///」

「そ、そっか///
嬉しかったなら、まあ、いっか！」

「でさ、今回のオーディションって、
何千人くらいの人達から、

女子の役１人、男子の役１人しか、
選ばれないんだよね。」

「そ、そうだったの！？
そんな凄いオーディションを、私は受けるんだ。」

「でもさ、佐藤さんは、可愛らしい声してるし、
きっと受かると思うよ！」

「う、プレッシャー…………」

「もし、僕も佐藤さんも受かったら、

また、会える時がくるね！」

「そうだね！じゃあ、私、頑張らなきゃ。」

「あ、話してたら、もう、こんな時間だ。
もうそろそろ、行ったほうが、良いんじゃない？」

「そうだね！じゃあ！」

「あ！危ない！」

「えっ？」

グイッ

今度は………

腕を掴まれて………
北野さんの方へ、引き寄せられた。