ななつ ページ7
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:Ren
アユという人物を初めて目にした時
俺は天使を見たと本気で思った
.
後に聞けばそれは紫耀も同じだったそうで
彼女のその美しさと、眩しいほど真っ白な
ワンピース、そして溢れんばかりに舞った
色とりどりの花びらが相まって
それはそれはこの世のものとは思えないほど
神秘的な輝きを放っていたのだ。
彼女を見たのは偶然。
俺と紫耀で出掛けていた時のことだった
『……なぁ廉、見てみ』
突然立ち止まり、ある1点を真っ直ぐ見据えて
言うものだから、俺もその視線を辿って目線を
上げたのだ。
大きなレフ板と、大人の群れの向こう。
そこには、あどけなさを残した
天使がいた。
＊
『オッケー！良かったよアユミちゃん！』
『ありがとうございます！』
｢アユミ｣と呼ばれた彼女は、15歳という若さで、
駆け出しながらも今後ブレイクを期待される
新人モデルだった。
そんな彼女の撮影現場にたまたま遭遇した俺らは
一瞬にして、彼女に目を奪われたのだ。
これだけだったら、きっと
紫耀も俺も、
抜きん出て綺麗な顔の人を見たという
ただそれだけの存在だったのだろう。
しかし、幸運と言うのか
皮肉とでも言えば良いのか
俺たちにとって彼女は
切っても切れぬ存在になってしまう。
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『_____新入生代表、渡辺アユ』
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神様の悪戯か、
俺たちは同じ高校で彼女と再会した。
＊＊＊
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るじぇ(プロフ) - 久しぶりの更新とっても嬉しいです！！！！！！大変だと思いますが、お話大好きなので続きたのしみです！ (2022年10月11日 8時) (
レス) @page35 id: a3715a06d4 (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - はじめまして！ほんっうにこの作品大好きです！更新お待ちしております！ (2021年6月13日 23時) (レス) id: 96ebd3d640 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えだまめ | 作成日時：2019年2月8日 18時
