じゅうさん ページ13
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「先輩、"アユミ"って覚えてます?」
休憩が被った後輩のマミちゃんが
スマホ片手に聞いてきた。
マミちゃんは私の2つ下で、お互いずっと
ここで働いていて、結構長い。
先輩先輩と慕ってくれる可愛らしい子だ。
「え、誰?」
「昔いたじゃないですか、モデルで」
「ああ、綺麗な子。すごい人気だったよね」
「その人復帰するらしいですよ〜
ネットニュースで書いてました」
「あれ、引退してたんだっけ?」
「そうですよー、ほんと突然辞めちゃって」
彼女が見せてくれた液晶の"アユミ"は
私が覚えているよりも、幾分も大人びていて
やはり、美しかった。
「でもあれですね、なんとなく雰囲気似てますよね!」
「え?何が?」
「先輩と"アユミ"ですよ!」
「うそ?笑」
「いや本当です笑」
目と…あ、骨格ですかね?親戚とか姉妹とか言われても違和感無いですよ!いや〜先輩美人ですからねぇ
なんて言われて、嬉しくない訳がない。
「そんなおだてても何も出ないぞ〜〜」
「あちゃー!今日飲みに行きたかったのに!」
「ふふ……じゃあ、許可取っとくね」
「あっ例の彼氏さんにですね〜??きゃっ」
「なにそのテンション笑」
「もうやだぁラブラブじゃないですかあ〜」
「……ふふふ、」
A今日マミちゃんと飲みに行っても良い?
紫耀も丁度休憩時間だったのだろうか、
送ったメッセージにはすぐに既読がついて
Shoいいよ〜楽しんでおいで〜
と、なんともゆるい返信がきた。
語尾が伸びるハスキーな声がそのまま脳内で再生されて、つい口角が上がってしまった。
***
評価150ありがとうございます(^^)
2019.3.19
えだまめ
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るじぇ(プロフ) - 久しぶりの更新とっても嬉しいです!!!!!!大変だと思いますが、お話大好きなので続きたのしみです! (2022年10月11日 8時) (レス) @page35 id: a3715a06d4 (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - はじめまして!ほんっうにこの作品大好きです!更新お待ちしております! (2021年6月13日 23時) (レス) id: 96ebd3d640 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えだまめ | 作成日時:2019年2月8日 18時