【鬼滅の刃】煉獄さんの姉に転生したら悪女に文句を付けられた件について。

【拾伍】いい度胸してんなぁホンマに(ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ) ページ18

夢主side

『それでそのクソ柱はどう言った経緯で父上にこのような文を？』

槇｢…お前な、腐ってたとしても一応元柱だぞ｣

『己の威厳と信念を自らの手で捨てやがった畜生にそんな大層な呼び方は必要無いかと思われますが』

槇｢お前だんだん瑠火に似てきたな？｣

『娘ですから』

【閑話休題】

槇｢ん゛んッ…。
理由としては、俺がまだ柱の座に居座っているのが大層気に入らんらしい｣

……自分でポイ捨てしたのに？随分自分勝手だなそのクソ柱…。

『何故(なにゆえ)』

槇｢己のやっていることを正義と信じて疑わなかったから、俺がまだ鬼殺隊にいるのが信じられんらしい。
今もこうして怨念の文を俺に送ってきている｣

…世の中には筆舌に尽くし難い馬鹿がいるというが、そいつはその中でも一等頭がオッパッピーのようだ…(おい)

因みに『絶縁すればいいのでは？』と聞いてみたが彼曰く｢女癖を除いたら普通に実力がある奴だから無碍に出来なくてな…命を救われた恩もあるし｣……との事。
というかお館様の奥方様に手を出しかけるなど未遂とはいえ重罪では無いかと思ったが、お館様は寛容な心をお持ちなようで罪には問わず追放だけで留めたようだ。

『…それは理解出来ましたが、何故父上はそのように憔悴を？これを見る限り、文が来るのは日常茶判事では無いでしょうか。
父上が柱の座にいるのはかなり長い期間、最早慣れ切っているものかと思いましたが…』

槇｢……お前は勘が良いな。
またいつもの文句かと思ったが…少し毛色が違う｣

『…というと？』

……何だろう、何か嫌な予感がする。

槇｢……………………近々そいつの弟子がこの近くに来るらしい｣

『……ハァ？？？』

槇｢挙句｢可愛い娘の面倒を見させてやるから一回お前の妻と逢い引きさせろ。不貞の妻でも貰ってやってもいい｣……らしい｣

ブチッと何かが切れる音がした私は、咄嗟に槇寿郎さんの手からその文を奪い取っていた。

槇｢あっオイ？！｣

『…炎の呼吸 壱の型……不知火ッ！！！』

槇｢おいーーー？！｣

もう我慢ならんわ、寧ろよくここまで耐えきれたと思うわ自分に感謝やな(再びの関西弁)
炎の呼吸をモロに食らった手紙はあっという間に炭と成り果てた。

『家族を侮辱する輩は許しません。
燃やします』

槇｢…お前、本当にやるなよ？｣

『ハイ？？？』

槇｢いや、なんでもない｣

【やっぱり夢主ちゃんに妻の面影を感じた槇寿郎さんでした】

大正コソコソ噂話。→←【拾肆】キモすぎる文章。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す