カルマ君のストーカー

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｢ほんと、何でもないから大丈夫！｣



浅野君にへらりと笑いかけた




浅｢大丈夫では無さそうだから言ってるんだ。


これだから赤石をE組に行かせたくなかったんだ｣




｢いやいや、私E組のことで泣いてるんじゃないよ？｣




浅｢厳密に言えば、E組の赤羽業のことだろ？｣





え、何で知ってるの




浅｢忘れたのか.....


休み時間の度に隣に来て、

赤羽業のことを勝手に喋っていたのは君だろ？



そして、赤羽業を追いかけてE組に入った。

ちょっとやそっとでは挫けない、そんな君が今泣きながらE組の校舎から出てきた。

少し考えれば、簡単にわかる。｣




｢なんて推理力｣




A組のころ、カルマ君が如何に素敵なのかを知って欲しくて

クラスの中で唯一喋れる浅野くんに聞いてもらってたんだった！！！




浅｢赤石、もう良いだろう。


さっさとA組に帰ってこい。




赤羽業は君が居ても居なくてもどちらでも気にしないと思うが、



僕は君が必要だ。



君は頭が良いし、機転が利く。


言いたいことは伝わりにくくはあるが
きちんと言葉にする。


なにより、君は人を惹きつける力を持っている。



こんな優秀な人材はそう多くない




もう一度言おう




僕は君が必要だ。





戻ってこい、A組に｣

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