メンバー内恋愛は、、、 (ページ47)

今日:5 hit、昨日:19 hit、合計:878,939 hit

頑張れ、私【6】ページ47

*

*

*

「バイキング美味しそうなのいっぱいある！」

「すごい種類だね」

それぞれ食べたいものが違ったからバイキングにしたっぽい。

種類もあるし、なんでもよかった私にとっては最高のキャスティング。

千晃と真司郎がちょうど隣で料理をとっているのが見えたから私は2人のとこへと向かう。

「ありがとね、2人とも」

後ろから声をかけたのに驚いたのか、2人は同時に私のほうを見た。

「真司郎に話したの？」

と料理を片手に持つ千晃が。

「や、なんかわかってた、この人」

「この人言うな」

「え、じゃあ真ちゃん？」

「真ちゃんって？」

あ、そっか。さっき千晃いなかったもんな。

「さっき、ちゃん付けで言われたから言い返すために考えたの。……で、真ちゃん」

「面白いね、いいじゃん。ナイスなあだ名で」

「……俺もう料理取りたいんやけど」

面倒くさそうにいった真ちゃん。

なんかしっくりくるし、これからは真ちゃんでいっか。

私が名付け親となった＂真ちゃん＂という彼のあだ名。

このあだ名が、大切な2人の距離を動かすことになろうとは知りもしなかった。

*

*

*