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ハレルヤ【1】 ページ4
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練習の始まる前。
いつもと同じように二つのグループに分かれて話す。
仲が悪いわけじゃないけれど、
きっと人数が多いから自然にこうなってしまうのだろう、と私は思っている。
「今日習うのって、難しいらしいね」
「え、それほんま？嫌やわ」
今日は新曲の振り付けを教えてもらう日。
レコーディングもまだで、音源を聞いただけの段階。
さっき聞いたスタッフさんの話によると、今回はアクロバットに挑戦するらしい。
「私、アクロバットって初めてだなあ」
と宇野ちゃんが弱音を吐いた。
「それはみんなそうでしょ」
リーダーがそう言うと「あ、そっか」と呟く宇野ちゃん。
それから、
「秀太とか出来そうやない？」
あーっと私も含め3人が感心したけれど
「でもペアでは難しいんじゃない？」
と私が言うと今度は落胆した。
秀太のアクロバットっていつも一人でやるものだから。
まぁ、それが出来るだけでも凄いことなのだけれど。
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作者名：ソルト
| 作成日時：2015年7月26日 22時
