本当のこと【1】 ページ22
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「A、後で西島と会議室来て。話あるから」
「あ、わかりました」
朝早く、いつものように練習をするためにスタジオへ来た。
今日は一番かな、なんて思いながら練習室へ向かった。
……それにしても話ってなんだろ。
私とにっしーの組み合わせっていうのもめずらしいし。
「おはよ、A」
「おはよ。リーダー、相変わらず早いね」
練習室にはリーダーがいて携帯をいじっていた。
今日は二番目か……いや、いつもだな。
リーダーが毎回早いから。
荷物を置いた私はリーダーの横に座った。
リーダーと携帯ゲームで遊んでいると、気づいたときにはもうみんなが来ていた。
日高くんと秀太と話しているにっしーを見つけ、私は立ち上がった。
「Aと西島、ちょっといい？」
ちょうどいいタイミングでスタッフさんが私とにっしーの名を呼ぶ。
「なんか、めずらしい」
隣を歩くにっしーが言う。
「なにが？」
「俺とAの組み合わせが」
「あー、そうだね。……でもハレルヤのとき一緒だったじゃん」
「あ、そうだったな。なんかペアとかごっちゃになってるな〜」
最近宇野ちゃんとが多いから
そう付け足したにっしーを、私は見ることができなかった。
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作者名：ソルト
| 作成日時：2015年7月26日 22時
