明日はきみに (ページ9)

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次の休みは意外と早くやってくるもので

外では会えないから"おれんち"とだけ送られてきたライン

「おれんち、、じゃないよ本当に、、、」

向かう途中には見慣れた景色、公園、、懐かしいなぁ、良く丈一郎と歩いたなんて思い出も思い出す

インターホンを押して出てきたのは

丈「おっそ」

起き抜け丈一郎、、、アイドルなのか君は

「うん、、ごめん、、」

丈「謝らんでもいいけど」

久しぶりの丈一郎の家に少し緊張する

丈「なんか食う？昼やし」

「ううん、平気」

丈「なぁ、さっきから何遠慮しとんねん」

だって、、駆け出した人気アイドルの家にいくら幼なじみだと言えど上がり込んでどうしろと言うの

丈「気い使わんといて」

そんなの無理に決まってる、、もうあの時とは違うんだよ、それ分かってる？

「聞きたいことあるんでしょ、、、？」

丈「せやで、だから呼んだ」

ん、と出されたのは私が好きなココアだった
好きやんとでも言いたげな顔をして、本当にそういうところ

丈「なんで急にいなくなったん」

まっすぐ私を見る丈一郎の目は綺麗だった
丈一郎は優しいから優しすぎるから何も言えなかった

そんな丈一郎に私は近づきすぎたんだ

「就職先が東京だっただけだよ」

だからまた嘘を重ねるんだ

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