明日はきみに (ページ8)

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驚きに焦っているとお客さんお釣り、、と店員さんに言われる

「あっ、、え、あ、ごちそうさまでしたっ」

あたふたとお釣りをもらいお店を後にしようと思ったけどまってと声をかけられ足を止めてしまった

止めてしまったんだ、、、

この時、無視して帰ればきっと何もなかった

丈「そこで待ってて話ある」

コトにどうしようと言ってもこれも何かの縁だから私先帰ってるよとタクシーで帰ってしまった

丈一郎は地元の友達と来ていたのか幼なじみやからと説明をしてみんなと別れてた

丈「、、、、久しぶり」

久しぶり、、そうだよね、5年くらいは経つよね

「うん、、、久しぶり？」

丈「なんで疑問形やねん(笑)」

キャップをかぶっているけれどその笑ってる顔が懐かしい

好きだったなぁ丈一郎が笑ってるの

丈「あのさ、、聞きたいことはたくさんあんねんけど今日はもう遅いし俺も明日早いねん、とりあえず連絡先教えて」

ここで丈一郎に教えるべきか、このまま帰るべきなのか、聞きたいことはなんなのか大体わかる

昔とは違うんだ、、また同じことの繰り返しになるかもしれない、今度は丈一郎も傷付けるかもしれない
それは誰よりも優しいから責任感が強い彼だから

「っ！？ちょっと！」

iPhoneを持ってた手を掴まれてそのまま目が合ってそらせない

丈「何考えてんのか知らんけど勝手に居なくなるんはおかしいやろ」

ほら、と差し出された携帯のロックを解除すればあとは慣れた手つきで番号を交換された

無理やりというよりは勝手に

丈「こっち帰ってきたん？」

「ううん、仕事で3週間だけ」

丈「休みの日連絡して何時でもええから」

そういってタクシーを止めて気をつけて帰れよと丈は歩いて帰って行った

「優しすぎるよ、本当に」

その夜

"月曜日休み"

と送ってしまった、

丈一郎から可愛げのないOKのスタンプが返ってきて思わず笑ってしまった

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