涼介ぱぱと侑李 ② (ページ4)

今日:8 hit、昨日:0 hit、合計:110,280 hit

侑李の喘息② ページ4

涼介side

侑李「はぁっ…(泣)ｸﾞｽｯ、ｸﾞｽｯ(泣)」

慧「苦しかったね。侑李」

お茶を一口飲んだ侑李は、落ち着いて
元に戻った。

涼介「よかったぁ……」

安心しすぎた俺は、雨なのに
すっかり、地面に手をついてしまった。

侑李「ぱぱぁっ…(泣)」

涼介「ごめんねっ。侑李苦しかったね。」

泣きながら抱きついてくる侑李。
雨の日に散歩なんか行くから…。自分を攻めてしまう。

慧「よかった。でね、侑李多分喘息だと思う。出来れば今日病院に行った方がいいよ」

涼介「えっ？喘息っ？そんなに危ないの!?」

医療関係に無知な俺は、慌てて伊野ちゃんに飛びついた。

慧「大丈夫、大丈夫(笑)薬で治療して、コントロールすればね。大貴も喘息だからさ。3歳の頃から」

だから、伊野ちゃんはあんなに冷静に対処できたのか…。
でもよかった。伊野ちゃんいなかったら
なんにも分かんないよ。

涼介「わかった。今日にでも病院行く！ありがとう伊野ちゃんっ！またなんかあったら相談させてもらうね。」

慧「おっけ～！」

やっぱり、いつものテキトーな伊野ちゃんになってた(笑)

………………………………………………………………………………………

その後、俺と侑李は休日診療科へ行って
侑李の検査をしてきた。なんか
息を吹いたりするやつ。で、侑李の結果は
完璧喘息。伊野ちゃんの言った通りだった。

薬「毎食後に、この吸入器を吸ってください。これは発作が起きないようにするやつです。こっちの吸入器は、発作が起きた時に吸ってくださいね。あと咳がひどければ、このお薬を飲んでください。朝と夜だけで大丈夫です。」

涼介「はぁ…。えっと…、この吸入器は、朝と夜だけでしたっけ？」

薬「違います、違います！これは毎食後です。気をつけてくださいね」

薬剤師さんから、話を聞いても
全然わからない(´Д｀)
一気に大量の薬を処方され、てんぱる
おれ……(笑)

涼介「侑李、喘息頑張ろーね！」

侑李「うんっ！」

雨が止んで、虹がかかった空を眺めながら
俺と侑李は手を繋ぎ、家に帰りました！
喘息なんか、侑李と乗り越えてやるからな！