涼介ぱぱと侑李 ② (ページ19)

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伊野ちゃん家にお泊まり⑤ ページ19

慧side

慧「ふぅーっ」

侑李を綺麗な布団にそっと寝かせ
自分も部屋に行きベッドに入った。これで
一件落着…。かと思いきや

夜中の1時頃

侑李「ふぇっ(泣)」

慧「……？」

隣の部屋から聞こえる泣き声に目を覚ました。
どうしたんだろう…。心配して
和室をのぞくと、侑李がグズグズ泣いていた。

慧「侑李！どうしたの？」

慌てて駆け寄ると、体がものすごく熱い。
熱ありそう…。

侑李「あちゅい(泣)」

慧「よしよし。おいで」

熱を測りに、侑李を抱っこしてリビングへ。

侑李「んっ…(泣)グスッ」

体温計がピピッと鳴り、みてみると38.2も。
こりゃ、きついな

慧「お家帰る？」

侑李「うん…(泣)」

残念だけど、キツそうだから侑李を
家におくることに。

山田に「侑李熱出たからおくってくね」とLINEをいれて、車に乗り込んだ。

車で20秒くらいで、山田家に着いた。
すげー近いんだよ(笑)

「ピンポーン」

ホカホカの侑李を抱っこしてチャイムを押す。

「………」

しかし反応なし！

慧「あれ？ぱぱでないねぇ」

侑李「うん…」

そして5回目くらいのチャイムで
やっとドアがあいた！

侑李「ぱぱ！」

涼介「ふぁ？え？あ、伊野ちゃん！？と、侑李？」

慧「ぷっ(笑)起こしてごめん(笑)」

山田はまさに、寝起きって感じで(笑)
ヨダレついてるし、髪の毛ボサボサだし、人気俳優にはみえん(笑)

涼介「わらうな！(笑)で、どした！？」

慧「いやぁ、侑李が熱出しちゃってさ。」

涼介「まじ！？ごめんね。おくってもらって…。しかもこんな時間に…」

慧「いいよ、いいよ！今日は侑李のおかげで大貴楽しそうだったし！」

涼介「伊野ちゃん…！ありがとう！」

慧「気にすんな！じゃ、帰るね。3人待ってるし。侑李また遊ぼうね。」

俺は侑李の頭を撫でて車に乗った。

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涼介side

侑李「楽しかったよ…！きょう」

侑李は布団の中、眠たい目を擦りながら
俺に喋りかけた。おでこには貼ってあげた冷えピタが。

涼介「本当！よかったー！風邪治ったらうちにも呼ぼうね(´▽｀)」

侑李「うんっ…！」

侑李は俺に抱きついて目を閉じた。
早く風邪が治りますように…♪