涼介ぱぱと侑李 ② (ページ2)

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迷子② ページ2

涼介sida

涼介「侑李～！」

2時間ほど経ったけど、全然見つからない。

涼介「はぁ…。俺のせいで」

その時

「トイレが全然あかねーんだよ…。小さい子泣いてるみたいだしさ。親はどこ行ってんだよって話～」

トイレから出てきた男の人が、別の友達と思われる人に話していた。まさかその男の子って侑李じゃ………。

トイレに慌てて駆け込むと、人は誰もおらず
シーンとしてた。

涼介「…………？」

しかし洋式トイレのドアの方に行くと、「クスンクスン」と泣き声が。

涼介「ゆっ…、侑李？」

間違ってたら恥ずかしいけど…。声をかけてみた

侑李「ぱ、ぱ…？ｸﾞｽｯ、ﾋｯｸ」

その声が侑李だとわかり、ホッとする。よかった…みつかって。

涼介「ドアあけて？」

侑李「…」

ガチャっとドアが開くと、侑李はトイレの個室の隅っこにいた。

涼介「もー…、侑李！心配したんだよ！？よかったぁ…」

侑李を抱きしめると、俺の肩が侑李の涙で濡れた。

侑李「ふえっ…。ぱぱぁ…ｸﾞｽｯ」

涼介「勝手にトイレ行っちゃだめでしょ？何で言わなかったの？」

侑李「だって…。もれそうだったもん…(泣)」

涼介「でも、ちゃんと言ってね？ぱぱずっと探してたんだから…」

侑李「はぁーい…。けどさ、もれた…(泣)」

涼介「えっ？」

侑李のズボンをみると、濡れていた(´Д｀)
だからトイレから出れなかったのか…。

涼介「えっ、どこで漏れたの！？」

侑李「ここ……。ずぼん下げる前にでたの…」

涼介「そっか…、ぱぱ服ばっか見ててごめんね。」

侑李「いいよっ」

ズボンが濡れてるから、侑李を抱っこして
急いで退散(笑)

これからは、迷子にならないように
しっかり見てなくちゃ！