5.突然 ページ5
.
その日は突然に現れた
IS「てかA、前に飲みたいって言ってた男あそこにいるよ」
イソルが灰皿近くに立っている3人組の中の1人を指さす
「生憎男には困ってないので」
そろそろ寒くなってきたのでイソルとチャンビンと下へ戻る
授業が終わりイソルからの飲みの誘いを断ると自分のロッカーからチョコを取り出して作業室へと向かう
彼は計画的なタイプなのでサプライズをとても嫌う
以前した彼の誕生日もサプライズでお祝いしたが行きつけのホテルでディナーをしたかったのにと注意を受けてしまった
まあ、流石にバレンタインはミニイベントだし大丈夫と思うけど
入るタイミングを伺いたいので扉の前で静かに立ち止まった
バレないようにゆっくりと扉を開ける
きっと作業をしてるからこっちに背中を向けているはず
少し空いた隙間を片目で覗きこむとそこには2人いた
彼とここの制服を着た女子生徒
あれ、もしかして勉強教えてもらってるのかな
会話はこちらまで聞こえてはこないものの何やらお互い楽しそうな表情をしていて距離が近い
なんだか胸がザワつく。
そう思った瞬間に彼とその女子生徒の影が重なった
「ぇ」
自分が思ってたよりもか細くすごく小さな声がでた
私の声が聞こえるわけもなく目の前ではことが進んでいる
見ていられなくなり私はその場から立ち去った
247人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆー - 油塗りの私ってもう見ることできませんか? (2月15日 14時) (レス) id: f4dc74df58 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アピリ子 | 作成日時:2024年2月14日 0時