息もできずに (ページ14)

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14.妄想ページ14

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家に帰ると小腹が空いたので即席のわかめスープを飲みながらおもむろに携帯を開く

連絡先は交換したもののまだ何もメッセージは来ていないし私からもしていない
トーク画面を開きながら昨日今日あった事を思い出していた

「...運命かな」

ポソッと独り言をつぶやく
まだ出会ってから2日しか経過していないけど、彼の言動や行動ひとつひとつ思い返してみても私に多少好意があってもいいんじゃないかと思う動きばかりだ

うーん。目的は何？まさか、身体の関係...とか？

でも彼の行動にはまるで計画性を感じない
人たらしなのかなあ...

頭の中でひたすらに自問自答を繰り返していると熱々だったわかめスープは冷製スープに変わっていた

いつの間にか真っ暗になっていた携帯が突如鳴る

「わ！」

ぼうっとしてたから一気に心拍数が上がりもしかして、と少し期待をして画面を見る

IS「おつかれー、今日の飲み代先に払っといたから私のpayに送金しといて〜」

イソルのメッセージと共にレシート画像が送付されて送られてきた

「...あんたじゃない」

イソルからのメッセージで自分の妄想に区切りがつくと、馬鹿馬鹿しいと独り言を呟きながらベッドへ入った