息もできずに (ページ13)

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13.相愛ページ13

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HJ「アイス、何食べるの？」

「う〜ん」

コンビニのアイスって全部美味しいから本当に迷うんだよなあ

HJ「これ？」

ヒョンジンはパイナップルアイスを指さす

「ううん」

HJ「んー、これだ」

「全然違うㅎㅎ」

私は1番端に置いてあるパピノを手に取った

HJ「俺もそれにしようかな」

皆の分のアイスも購入して2人で袋の取っ手を持ち合いながら居酒屋へと戻った

IS「ちょっと！あんたら抜けかげ！？！？」

「適当に外の空気吸ってたの、ほら皆にアイス買ってきたよ」

CB「ヒョンジンとAナイス。丁度そんな気分だった」

IS「流石私のA！このこの」

お酒くさいイソルにほっぺたをこねくりまわされる

呆れた表情をしてる私を見るなりまた彼は笑っていて

"笑うな"
口パクで彼にだけ伝える

今まで飲み会ってただの面倒臭くて疲れる集まりだと思っていたけど彼と出会ってから何かが違う
昨日よりもずっと楽しかった

『お疲れ様ー！！』

飲み会が終わり皆と外でお別れをした

HJ「俺もこっち方向なんだよね」

薄々思ってたけど昨日から彼とは気が合うような気がする
ニヤケそうになり口の中で歯肉を噛んだ

「彼の事ちゃんと吹っ切れそう」

HJ「うん、それが一番だよ」

それまで半歩後ろを歩いていたヒョンジンが一瞬にして私の隣に来ると長い腕を伸ばされてヒョイっと肩を組まれる

「もう、からかわないでよ」

HJ「今日再開できた記念にさ、これ」

彼のスマホにQRコードが表示されている

HJ「また連絡するね」

お互いに連絡先を交換すると彼はそう言い私の頭を撫でる

HJ「じゃあ俺はここだから、おやすみA」

彼はヒラヒラと手を振ると反対方向を向き家へと帰って行った