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episode18 ページ18
司「…」
「…」
気まずい、非常に気まずい。
「あの、」
司「ん?」
そう言って振り返る彼の瞳は、優しく私を見つめた
「そ、の、ごめんなさい!」
司「!!おい、頭上げろ」
その声すらも優しくて
鼻がツンとした瞬間
私の目からは涙が溢れた
「…ごめ、なさい、あの時、勝手にいなくなって」
涙が止まらない
「約束したのに、私が破った」
司「顔上げろって」
あげれない、あげられるはずがない。
私がした事は最低だから。
それに、司の顔なんか見たら、この涙が、止まらなくなる
司「ハァ…ったく、いい加減にしろ」
「…っ」
嫌われた、そう思った瞬間
彼は両手で私の頬を包み、目を合わせた
その目はすごく優しくて、あったかくて
私の大好きな司の目だった
「…っ!つ、かさ、ごめ、なさい、ごめんなさいっ」
司「分かったから、もう泣くな」
私の涙を指で拭いながら笑う司を見ると
余計に苦しくて、けどすごく嬉しくかった
司「…A、おかえり」
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作者名:易癒 | 作成日時:2021年9月28日 20時