ボクらのレンアイ R 6

嘘だ ページ16

蓮月side


蓮「佐々木」


佐々木は小さい頃からの私の執事

蓮「何かないの？」


佐「東さんが、あまりご無理はと…」


蓮「それじゃなくて」


佐「與Aのことですか？」


蓮「そうよ」




佐「隆弘様が高校時代、猛アタックしてたという情報が…」


蓮「やっぱり……」


許せない…


隆弘さんに色目なんて使って

お互い、家族がいるのに！




佐「それから…」ﾁｭｯ



佐「おやすみなさいませ。蓮月さま」


蓮「おやすみ、佐々木」





隆弘さん、いや………隆弘





私のものになりなさい……





昔から、
何もかも手に入らないものはなかった



この美しく、可愛い子を誰も放ってはおかなかった




そうよ！自信を持ちなさい！蓮月

あなたは世界一の美女なんだから！




………

目が覚めて


お手洗いに行って

部屋への帰り途中…




お義父様とお義母様の話し声が聞こえた


「いつか、会わせたいわね」

「そうだな」

「司くん、博ちゃん……」

「私たちも会いたいな」


司くん………博ちゃん………



！！

あの女の子どもだ！



お義父様とお義母様が会いたい？

どうして？

会わせたい？誰に？


私？

そんなはずはない……


隆弘……？

まさか………


「隆弘、知らないんだろ？」
「そうね」
「まさか、自分の子どもなんて思わないだろう」
「あの子、鈍感だし……」


やっぱり………



司くん、博ちゃんは


隆弘の子どもだ…………




なら、どうして



與、真……なんとかは父親を名乗ってるの？



あの女が言いくるめた？


隠してる？





ダメよ………



もし、隆弘に知れたら……



歌蓮がかわいそう


仮に跡取りになんてなったら

私の居場所も歌蓮の居場所もなくなる………



嘘よ




そんなの、私が許さない………






蓮「………佐々木…」




「はい、お嬢様」

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