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〜Aｓｉｄｅ〜
あの日から、ずっと
真ちゃんと話していても、
みーちゃんやちぃと話していても、
心の中に居るのは隆弘で
話したくてもなかなか話しかけられない
そんな日々が何日も続いていた。
隆弘、何してるかなぁ
與「A、聞いてる？」
A「ん？あ、ごめん……考え事してた」
與「……西島の事やろ」
A「えっ……？？！ちっ、違うよ！」
與「なら、」
そう言うと真司郎はAとの距離を一気に縮め、口付けを交わす寸前の所で止めた
A「な、何してんの……？！近いよ、」
與「今、誰のこと考えてる？」
今……？
與「目の前にいる俺？」
私が考えているのは……
與「今ここには居ない西島のこと？」
A「……それは、」
隆弘……
そう、私はこんな時でも頭の中には隆弘が居る。
私、隆弘が……
好き
A「真ちゃん…、私……」
今までは認めるのが怖かった。
好きだと認めて、変に意識して、隆弘に嫌われてしまうのが怖かった。
與「はよ行けや、西島んとこ」
ほんの少し辛そうな表情で言うと、Aの背中を押した。
A「ありがとう、真ちゃん」
気持ちに気付かせてくれて、ありがとう
伝えなきゃ。
たとえ、隆弘が私を嫌っていても、
このまま終わるのは嫌だ。
…
私は隆弘の元へ走っていった。
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作者名：ゆなっぺ | 作成日時：2018年5月4日 9時
