動揺 ページ48
里奈side__
シルクさんに電話で
シ「今から来れる?」
と呼び出されて、30分後。
私はダーマさんが入院している病室の前にいた。
一息つき、ノックをしようとすると_____
ガラッ _
目の前の扉が開いて
シ「わっ、すみませ・・・って里奈ちゃん今来たの?」
出てきた人は、シルクさんだった。
『あ、うん』
シ「ん、じゃ入ろ
丁度外まで迎えに行こうと思ってて」
『そっか、わざわざありがとう』
シ「大丈夫」
そう言ってシルクさんは病室に入っていった。
そして中から
シ「里奈ちゃん、入っていいよ?」
という声が聞こえた。
『・・・失礼します』
そう言って、
一歩一歩病室の中を進む。
ダーマさんがいるベッドまで
入口から7mくらいなのに、
それ以上の距離があるんじゃないかって思えた。
ベットの上にいるダーマさんは、
昨日よりも生き生きして見えて。
記憶が無いなんてこと、わからないくらい
明るかった。
シ「ごめんね、急に呼び出しちゃって」
『ううん、大丈夫
お店も1/3までお休みだし』
シ「なら良かった
じゃ、ちょっと俺コンビニ行ってくるね」
そう言い残してシルクさんは出て行った。
いきなり、二人きりにされて沈黙が訪れる。
何か話さなくちゃ、と思いつつも
会話が全く思いつかない。
ダーマさんは何やら考え込むような顔をしている。
そして、一つ息を吸って、
ダ「話が、あるんです」
と切り出された。
動揺した。
_____話?
事件のこと?
全部貴女のせいだったんですねって、
私のこと、責めるのかな・・・
いや、ダーマさんはそんな人じゃない。
ダーマさんは、不器用だけど、優しくて。
私もそんな彼の温かい優しさに惹かれて。
それは、きっと記憶を失くした今でも変わらない。
そう心の中で呟いた。
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優 奈(プロフ) - 玖紺さん» ダーマ様大好きなんです・・・もうほんとに彼は最高です・・・そしてまさかの玖紺様からのコメント・・・作品読ませていただいてます・・・尊すぎる・・・神や(土下座) (2018年1月29日 23時) (レス) id: 5fb539f624 (このIDを非表示/違反報告)
玖紺(プロフ) - ダーマ様メインのお話…尊いです(土下寝) (2018年1月29日 21時) (レス) id: 12a25ca6fe (このIDを非表示/違反報告)
優 奈(プロフ) - アレンさん» 毎日更新してますので是非続きを毎日ご覧くださいwww (2017年12月31日 19時) (レス) id: 5fb539f624 (このIDを非表示/違反報告)
アレン - ウォォォォォ続きが気になりすぎるwwwwwwwwww (2017年12月30日 21時) (レス) id: a8644baa2a (このIDを非表示/違反報告)
優 奈(プロフ) - 緋桜さん» あいつはこの作品を読んでくださってる方々全員の敵ですね、私も書きながら絶賛いらいらしてます← (2017年12月30日 12時) (レス) id: 5fb539f624 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:優 奈 | 作成日時:2017年12月9日 12時