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取り戻すきっかけ シルクside ページ46

シルクside__

里奈ちゃんは無事退院し、

ダーマのお見舞いにきた。

ほんの少し気まずいな

と思いながらダーマの病室をノックする。

ダ「はい」

返事が聞こえ、病室に入ると

ダ「昨日は本当にごめん」

ダーマに謝られた。

シ「・・・え?」

俺が呆気に取られていると

ダ「昨日、せっかく来てくれたのに帰れって言って」

とダーマが付け足した。

シ「あれは、体調悪かったんだから仕方ないだろ?」

ダ「・・・嘘なんだ、シルクといるのが気まずくて」

ダーマがそう思っていたなんて全く知らなかった。

ダ「本当にごめん」

シ「全然気にしてないから、お前も気にすんなよ」

ダ「・・・ん」

ダ「なぁ、シルク」

シ「どうした?」

ダ「相談があるんだ」

真剣な顔のダーマ。

これはただ事ではないと俺はダーマに向き直った。

シ「何?」

ダ「昨日、俺夢を見たんだ。
その夢には心から笑ってる女性が俺の名前を
呼んでて。俺も素っ気ないながらも顔は微笑ん
でて。すっげぇ幸せな夢だったの。」

シ「うん、それで?」

ダ「でも俺はいきなり消えそうになる。彼女は必死で
止めようとしてくれる。でも消えていく。
そんな時、俺は彼女の名前を叫ぶんだ。
名前を叫んだ瞬間に俺は消えるんだけど。」

シ「その名前って?」

ダ「そこだけ(もや)がかかったように思い
出せねぇんだ」

シ「そっか」

ダ「でも俺、思うんだよ
その彼女の心からの笑顔を見ることが出来たら
きっと全てを思い出せる、記憶取り戻せるって」

一瞬、信じられなかった。

シ「それ、直感でそう思うってこと?」

ダ「そういうこと」

でも_____

ダーマは本当に真剣な顔をしていて、

この話は嘘じゃないってすぐ分かった。

シ「その彼女が誰なのかってとこだな」

ダ「俺・・・昨日病室に来てくれた、山田里奈って人
だと思う」

取り戻すきっかけ2 シルクside→←笑顔 ダーマside



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優 奈(プロフ) - 玖紺さん» ダーマ様大好きなんです・・・もうほんとに彼は最高です・・・そしてまさかの玖紺様からのコメント・・・作品読ませていただいてます・・・尊すぎる・・・神や(土下座) (2018年1月29日 23時) (レス) id: 5fb539f624 (このIDを非表示/違反報告)
玖紺(プロフ) - ダーマ様メインのお話…尊いです(土下寝) (2018年1月29日 21時) (レス) id: 12a25ca6fe (このIDを非表示/違反報告)
優 奈(プロフ) - アレンさん» 毎日更新してますので是非続きを毎日ご覧くださいwww (2017年12月31日 19時) (レス) id: 5fb539f624 (このIDを非表示/違反報告)
アレン - ウォォォォォ続きが気になりすぎるwwwwwwwwww (2017年12月30日 21時) (レス) id: a8644baa2a (このIDを非表示/違反報告)
優 奈(プロフ) - 緋桜さん» あいつはこの作品を読んでくださってる方々全員の敵ですね、私も書きながら絶賛いらいらしてます← (2017年12月30日 12時) (レス) id: 5fb539f624 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:優 奈 | 作成日時:2017年12月9日 12時

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