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「……」
「?」
見たことない女の人に少々動揺する。
そうだよね、私は実弥と結婚したんだもん。
義勇さんにだって恋人くらいいるよね。
「あの、何かご用ですか?」
「と、と、とみ、冨岡様はいらっしゃいますか?」
「はい?」
「っ、冨岡義勇です」
「とみおかぎゆう?あぁ確か……」
彼女は眉をひそめ、口をとがさせた。
「冨岡ってのはあいつじゃねぇか?」
彼女の後ろから顔を出した男の人は言う。
「俺たちの前に住んでた奴だよ。
この前来たじゃねぇか」
「義勇くんね」
「……」
「あの人なら今ここには住んでないわよ」
「え、」
知らなかった。
この前まで、此処で2人で楽しく……。
あの後、家に上がらせてもらい、
お茶を差し出された。
「あぁ!お構いなく!」
「いいのよ、私たち2人だけだから」
部屋の中を見渡すと、
かつて此処は義勇さんと2人で共に
食事をしていたところだった。
その奥には寝室。
あそこで私たちは……。
はっ!私は何てことを!!
「Aさんは冨岡さんとどう言うご関係で?」
「こ、」
恋人です。そう言いかけた。
もう、私は実弥の奥さんなのに。
「お友達です」
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名無しになりたいフリー好き(プロフ) - ぎゆさんであってほしいです! (2019年10月3日 18時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
彩兎(プロフ) - 実弥に一票お願いします! (2019年9月24日 0時) (レス) id: 429c03534f (このIDを非表示/違反報告)
らら。(プロフ) - lemonさん» 楽しみにしててください♪ (2019年9月17日 19時) (レス) id: cb640d9e01 (このIDを非表示/違反報告)
らら。(プロフ) - 灰チャンさん» がんばります(^^) (2019年9月17日 19時) (レス) id: cb640d9e01 (このIDを非表示/違反報告)
lemon - 不死川さんになっていることを願うばかりです笑結末を楽しみに待ちながら読ませて頂きます (2019年9月17日 9時) (レス) id: dbf4967350 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らら。 | 作成日時:2019年9月14日 15時