水と風【鬼滅の刃】

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Aside





寝すぎた。泣きすぎた。





頭の端から端までがズキズキと痛む。





目がうまく開かない。





そうか、昨日泣いたんだ。





義勇さんは何処だろう。





もしかしてご飯作っててくれてるのかな。





重い体を無理やり起こし、屋敷を歩き回る。





「お母様、おはようございます」





「おはよう。早くご飯食べなさい」





「義勇さんは何処？」





「いいから……」





「何処ですか！！」





「あなたいい加減にしなさい。





不死川さんに失礼よ」





「だって私は義勇さんとっ……」





その瞬間お母様は私の頰を思いっきり引っ叩いた。





「っ、」





「どうしてあなたはいつも我儘なの？！




私はあなたをそんな子に育てた覚えは





ありません！」





「私はただ……」





「口答えはいりません！」





お母様は顔を真っ赤にして部屋を出て行った。





私はどうしたらいいの。

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