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月の光がぐちゃぐちゃの顔を微かに照らす。
目は赤くなり、頰は涙で濡れ、桃色をしていた。
「泣くな」
自分の布団から出て、Aの布団の中に入る。
彼女の手は涙で濡れていた。
「よく聞け。俺は鬼殺隊だ。
今まで沢山の鬼を斬ってきた。
これからも鬼と戦わなければいけない。
その際、俺は死ぬかもしれない。
俺はAに悲しんで欲しくない。
俺と離れればこのことを知らずに済むだろう?」
目も合わせず、小さく頷きながら話を聞くA。
抱きしめたい感情をぐっと抑え込む。
「でも、私は義勇さんがいいです」
「それは無理だ、」
「やだっ」
彼女にゆっくりと抱きしめられる。
しかし俺は抱きしめ返さない。
愛おしい彼女の身体はもうアイツのものだから。
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名無しになりたいフリー好き(プロフ) - ぎゆさんであってほしいです! (2019年10月3日 18時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
彩兎(プロフ) - 実弥に一票お願いします! (2019年9月24日 0時) (レス) id: 429c03534f (このIDを非表示/違反報告)
らら。(プロフ) - lemonさん» 楽しみにしててください♪ (2019年9月17日 19時) (レス) id: cb640d9e01 (このIDを非表示/違反報告)
らら。(プロフ) - 灰チャンさん» がんばります(^^) (2019年9月17日 19時) (レス) id: cb640d9e01 (このIDを非表示/違反報告)
lemon - 不死川さんになっていることを願うばかりです笑結末を楽しみに待ちながら読ませて頂きます (2019年9月17日 9時) (レス) id: dbf4967350 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らら。 | 作成日時:2019年9月14日 15時