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いつまで寝てるんだ、
もう正午だぞ。
Aの屋敷へ、こっそり向かう。
冨岡がいたら大変だからな。
玄関の戸を開けると、靴は一足だけだった。
Aは一人暮らしで、親は隣町に住んでいる。
寝室の襖は少しだけ開いており、
Aの寝息が心地よく聞こえた。
「おい、起きろ」
閉じていた目が開き、とろんとしていた。
数秒後、彼女の目は大きくなり、
「実弥?!」
と、大きな声で叫ぶ。
どうせ裸だろうと思ったAの身体は
寝間着に包まれていた。
……何考えてんだ、俺は。
「寝過ぎだ」
「痛たっ」
「どした?」
「な、何でもないよ」
嘘つけ。
腰が痛いんだろ?
それくらい、俺にも分かる。
ぬくぬくと起き上がり、台所へ向かう彼女。
彼女の腕や脚にはピンクの印が。
見ないふりなど、できなかった。
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名無しになりたいフリー好き(プロフ) - ぎゆさんであってほしいです! (2019年10月3日 18時) (レス) id: 58278cc77e (このIDを非表示/違反報告)
彩兎(プロフ) - 実弥に一票お願いします! (2019年9月24日 0時) (レス) id: 429c03534f (このIDを非表示/違反報告)
らら。(プロフ) - lemonさん» 楽しみにしててください♪ (2019年9月17日 19時) (レス) id: cb640d9e01 (このIDを非表示/違反報告)
らら。(プロフ) - 灰チャンさん» がんばります(^^) (2019年9月17日 19時) (レス) id: cb640d9e01 (このIDを非表示/違反報告)
lemon - 不死川さんになっていることを願うばかりです笑結末を楽しみに待ちながら読ませて頂きます (2019年9月17日 9時) (レス) id: dbf4967350 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らら。 | 作成日時:2019年9月14日 15時