彼らと私の挑戦___３

俺が君を守るよ ページ23

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『ジフナ…』



メイクも終わり、待機室へ移動する前にジフンに声を掛けた。



JH「何」



うわ、めっちゃ不機嫌…



『その、昨日はごめんね？迷惑かけたみたいで…
部屋まで運んでくれてありがとう…』


JH「…別にいいけど。用それだけ？じゃあ俺行くから」



そのまま行こうとするジフンの腕を咄嗟に掴んだ。



『何で、そんなに怒ってるの？』


JH「…お前、」


『ん？』


JH「俺はお前のこと信頼してるのに、お前は何も話してくれないんだな」



何の話してるの…？



『ジフナ、何の事？』



私、酔っ払ってる時に何か言った？



それとも、



『…何か、見た？』


JH「…、」



気まずそうに目が泳いだ彼を見て、納得した。


ベッドの上に飾ってた、ウジとの写真見たんだ。



『ジフナ…ごめん。全部話すから』


JH「…」


『本番が終わった後、みんなに話すから。だから今はちゃんと、ステージに集中して』


JH「…A」


『ん？』


JH「俺、自分が思ってるよりも頭の中、お前でいっぱいみたい」


『へ…』


JH「…俺がAを守るよ…なんてな」




ばくばく、



心臓が、うるさいや。



JH「ちゃんと見てろよ、ステージ」


『う、うん…』


JH「ぶはっ(笑)顔真っ赤(笑)」


『あんたは耳まで赤いよ…』



うるせ、なんて言いながら最後に私の頭をくしゃくしゃに撫でて、部屋を出て行った。



『…やば、』

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