嫁いだ先は2【波羅夷空却】

嫁ぎ先38 ページ3

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『もしもし空却さん、Aです』



｢.....！！っ馬鹿野郎お前、どこにいんだよ！！！｣






電話越しでも分かる大声

今回に関しては私が100％悪いから何も言えない...


それに心配してくれてたんだろうし、、






『ごめんなさい空却さん...スマホの充電切れちゃって、今知り合いに借りたんです』



｢.........わぁったよ。そっち行くから場所教えろ｣



『えっと〇✕公園の...』









〜〜〜〜〜〜〜






｢なんだって？｣



『こっち来てくれるって。携帯ありがとね』



｢おう。じゃあ俺も一緒に待ってる｣



『え、でももう遅いし...』



｢1人にできっかよ。それに、先輩の旦那さん見てみたいし｣



『そう？ならお願いしようかな』







私がそう言うと、二郎くんは私の隣に座った

高校生をこんな時間に外に居座せるのはちょっと気が引けるけど、二郎くん強いし大丈夫か





｢先輩はさ、今の生活楽しい？｣



『うん！毎日が新鮮で、楽しいことばっかだよ』



｢.......そっか｣





二郎くんはふっと笑った

1年会ってないだけなのに、すごく大人っぽく見える






『二郎くんは？』



｢俺はチームに入って色んな経験して、前よりうんと強くなったぜ｣



『大会見てた。かっこよくてびっくりしたよ』



｢.....でも、学校は前よりつまんねぇ｣





あの学校大好きな二郎くんが...？？








『何かあったの？』




｢.......先輩がいねぇとつまんねぇんだよ｣





私が？

二郎くんすごいモテてたし友達もいたのに


なんで私...？








｢....俺さ｣






二郎くんとの距離が近くなる







綺麗なオッドアイから目が離せなくて








動くことが出来なかった









｢前から先輩のこと...｣









｢おいてめぇ、人の嫁に何してんだ｣

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