15 ページ15
.
ステージに立つ閑也くんはどこから見ても閑也くんでバイト先で会ってる人なんて肩書きをいつの間にか忘れて楽しんだ
毎公演ごとに増えるオリジナル曲
それを聴けるとトラジャなんだなあと不思議な感覚に陥る
先輩の曲を歌いながら客席を見渡してファンサに応える
隣ではスズが
ス「 げんたく〜〜ん!!! 」
とペンライトをブンブン振りながら名前を呼んでいてわたしも閑也くんが前に来たタイミングで
「 しずやくん! 」
とスズには勝てないわたしの全力の声で呼んでペンライトを振った
ずっと閑也くんを見ていると
目が合った
一瞬じゃなくてガッツリと
閑也くんは驚いた顔でわたしを見て笑顔になった
その時わたしはわたしだけの世界に閑也くんがいるそんな風に見えた
そこから閑也くんがいなくなって現実に戻ってその時にやっと
「 … やばいバレちゃったかも 」
ということに気づいた
.
155人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
kkk - 私の名前が香澄なので嬉しいです! (2019年6月9日 10時) (レス) id: 5477461e35 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:あまり | 作成日時:2019年6月9日 2時