５扇子と小舟 ページ7
"イカついくそばばあ"という単語を聞いた瞬間、殺気を纏わせるアルビダ。ルフィは笑い、シエルは『まあ…』と口に手を当て、コビーは涙目で怯えている。
「このガキャー！！！」
大口を開けコビーに凄むアルビダに対し、ルフィはコビーを下がらせると「ゴムゴムの
「手、手が伸びたぞ！！」
「アルビダ様がやられた！！」
「コビーに一隻、船をやれ！コイツは海軍になるんだ！！黙って行かせろ！」
『あ…大きい扇子とかありませんか？武器がないと戦うに戦えないので』
ボスがやられたことで汗を流す海賊たちに、ルフィは人差し指を突きつけ言い放った。その隣で右手をヒョイと上に上げ、『大きい扇子が欲しい』というシエル。その2人に対し、海賊達は「はい…」という他なかった。
「いやー、シエル…良かったな！武器が手に入って！」
海賊達にもらった小舟に乗り海に出た3人は、のんびりと船の上で過ごしていた。
ルフィがシエルに声をかけると、惚れ惚れと扇子を眺めていた目をルフィに移す。そして、ニッコリ笑った。
『ええ…試しに少し仰いでみても？』
「おう！やれやれ！！」
シエルは小舟の上に立ち上がり、目に入った岩に狙いを定めた。そして、大きく振りかぶる。
『
扇子によって発生した風は鋭く目標の岩へ飛んでいき、岩をいとも簡単に破壊した。
その威力に「ほー！」とルフィは感心し、コビーはその場でひっくり返った。
「シエルさん…！す、スゴいですね…！」
『そんな…大したものではありません』
メガネを直しながら体制を戻したコビーに、シエルは微笑む。ルフィは船首のところで大きく伸びをすると、にししっと笑った。
「よし！船長と副船長は集まったし！海軍基地に捕まってる奴……誰だっけ？」
「ああ、ロロノア・ゾロですか？」
「そうそうソイツ。良い奴だったら仲間にしよう！」
コビーはその言葉に再びひっくり返る。そして、手を大きく振り「ムリですよ！！」と言った。
「アイツは魔獣のようなやつなんですよ！？」
「そんなの分かんねぇだろ！」
コビーが不安そうにシエルを見上げると、シエルは深く頷きルフィに微笑みかけた。
『貴方様のお御心のままに』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
夢主の武器は、NARUTOのテマリの武器と同じと考えて頂いて大丈夫です！
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星 - 小説めちゃくちゃ面白くて大好きです！続きがとても気になります！更新楽しみにしています！ (1月1日 5時) (
レス) id: 5b6bab53ae (このIDを非表示/違反報告)
みーしゅ - 続きが楽しみです！ (2022年6月29日 15時) (レス) id: 3a83b33499 (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き隊隊長(プロフ) - 緑色になりたい()さん» コメントありがとうございます！お待たせしてしまい申し訳ないです…。しばらくの間更新できない状況が続きますが必ず更新するので今しばらくお待ち頂けるとありがたいです( .. ) (2022年3月27日 23時) (レス) id: eeaf961965 (このIDを非表示/違反報告)
緑色になりたい() - コメント失礼致します！このお話を愛読しているものです。このお話めちゃくちゃ好きです！更新停止とありますがもうしばらく更新しない予定なのでしょうか？いつも更新楽しみにしているので無理のない程度に頑張ってください！ (2022年3月24日 8時) (レス) id: 474e2f0f3d (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き隊隊長(プロフ) - まやさん» お返事大変遅くなりました。申し訳ありません！必ず更新致しますのでもう暫くお待ちください！ (2021年9月11日 12時) (レス) id: eeaf961965 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：目玉焼き隊隊長 x他1人 | 作成日時：2020年5月23日 23時
