２３泥棒と執事 ページ25
ナミは片手で顔を覆いため息をつく。
『姫……』
「私、アンタのことは信用してるわ。海賊なんてやめて……一緒に来てよ」
ナミの不安そうな悲しそうな顔にシエルは戸惑う。
『ですが…姫は海賊がお嫌いとおっしゃっていましたね。
私、10歳のころから海賊のお方と一緒におりました』
「…ああ。前ご主人様？誰なの？」
『七武海のうちの一人、ジュラキュール・ミホーク様でございます』
シエルはナミの目をしっかりと見つめる。その目は俺……いや、ミホークの瞳に似たものがあった。
ナミはシエルの言葉に目を見開く。
「え、冗談よね？ウソ……！そんな凄い人のところで？なんで出てきたの？」
『世界を見てきた方が良い、と17のときに追い出されてしまいましたわ』
クスクスと笑うシエルは別れ際の男の顔を思い出していた。
＿＿＿私が出たら誰がアナタの面倒を見るのです？
＿＿＿自分の面倒くらい自分で見れる
ナミはそんなシエルに乾いた笑いを漏らすと、パンっと頬を叩いた。
「そうね！アナタは海賊…うん…よし！宝を奪っちゃいましょ！」
シエルはナミの言葉に頷くと、ナミの指示に従って宝を集め始めた。
すると、ルフィと戦っていたはずのバギーの声が聞こえたのだ。
「だから…おれの財宝に手をかける奴ァ、どんな虫ケラだろうと絶対に……」
「あ！シエル！」
「生かしちゃおかん！！！」
シエルは上半身のみで飛んでくるバギーを一瞥すると、大扇子を振りかぶった。
サーっとバギーの顔色が悪くなる。
『姫に手出しはさせません…
ピンク色のオーラと共に、ぶわあっと甘い香りがバギー周辺に漂った。
「ほわぁん…」
バギーの目がトロンとし、バギーは武器を取り落とした。しかし、バギーはすぐに覚醒することとなる。
「はうっ！！
お…おのれ……ゴムゴム……よくも…おれの下半身を…」
ルフィがバギーの大事なとこに蹴りを入れたためである。これは……痛いな。
＿＿＿＿＿
乙女百合…日本語名では、そのまま"おとめゆり"と読みます。甘い香りがするらしいので、小説内では『催眠』をかける技に使いました！
誤字が多発していたので、直しておきました(白目)
皆様も見つけ次第コメントで教えてください((小声
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星 - 小説めちゃくちゃ面白くて大好きです！続きがとても気になります！更新楽しみにしています！ (1月1日 5時) (
レス) id: 5b6bab53ae (このIDを非表示/違反報告)
みーしゅ - 続きが楽しみです！ (2022年6月29日 15時) (レス) id: 3a83b33499 (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き隊隊長(プロフ) - 緑色になりたい()さん» コメントありがとうございます！お待たせしてしまい申し訳ないです…。しばらくの間更新できない状況が続きますが必ず更新するので今しばらくお待ち頂けるとありがたいです( .. ) (2022年3月27日 23時) (レス) id: eeaf961965 (このIDを非表示/違反報告)
緑色になりたい() - コメント失礼致します！このお話を愛読しているものです。このお話めちゃくちゃ好きです！更新停止とありますがもうしばらく更新しない予定なのでしょうか？いつも更新楽しみにしているので無理のない程度に頑張ってください！ (2022年3月24日 8時) (レス) id: 474e2f0f3d (このIDを非表示/違反報告)
目玉焼き隊隊長(プロフ) - まやさん» お返事大変遅くなりました。申し訳ありません！必ず更新致しますのでもう暫くお待ちください！ (2021年9月11日 12時) (レス) id: eeaf961965 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：目玉焼き隊隊長 x他1人 | 作成日時：2020年5月23日 23時
